田んぼで獲物を捕らえて食べるサシバ

田んぼにサシバがしゃがんでいます。

その場所で小さな獲物を探しているようです。目が鋭く煌き猛禽の凄さを感じます。

何かをクチバシにくわえました。

瞬時に獲物を飲み込んでしまったようです。

サシバは、辺りを警戒した後、飛び去っていきました。



「鷹舞うて 渓聲春を 送りけり」      ( 飯田蛇笏 )



以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しました。









喫茶去:麗しき五月に Im wunderschönen Monat Maiを聴く


シューマンの歌曲集「詩人の恋」より「麗しき五月に」を

テノールフリッツ・ヴンダーリヒ Fritz Wunderlich 1965
ピアノ: フーベルト・ギーゼン Hubert Giesen

Fritz Wunderlich "Dichterliebe" Robert Schumann

をアマゾンからmp3にダウンロードして聴いてみました。


私は、最初、「史上最大のコンサート」のLPでホロヴィッツのピアノ、フィッシャー=ディースカウ歌唱で「詩人の恋」を聴きました。

このLPは、カーネギー・ホール復興支援のコンサートを収録したもので、大スターの競演のため、お祭り気分のぶっつけ本番の演奏でスリリングな印象はありましたが、それほど感心しませんでした。


その後、ヘルマン・プライのCDで聴いてそれなりに満足していましたが、ネットの動画でヴンダーリヒの歌声を聴いてかなり良さそうに感じました。

そこで今回、アマゾンから「麗しき五月に」一曲だけを200円で購入してスマホで何度も聴いてみました。


詩人ハイネの詩は、以下に示すように明るそうな印象を受けるのですが、この曲は、物憂い暗い秋のような曲調です。

だから詩人なのでしょうね!


ヴンダーリヒが歌う「詩人の恋」は初々しい若者の歌のようなのでCDで購入して、じっくり聴きたいと思っています。



新潮文庫 『ハイネ詩集』片山敏彦訳



いと麗しき五月


なべての莟、花とひらく
いと麗しき五月の頃
恋はひらきぬ
我が心に

諸鳥のさえずり歌う
いとも麗しき五月の頃
われうちあけぬ かの人に
わが憧れを
慕う想いを


Im wunderschönen Monat Mai


Als alle Knospen sprangen,
Da ist in meinem Herzen
Die Liebe aufgegangen.

Im wunderschönen Monat Mai,
Als alle Vögel sangen,
Da hab ich ihr gestanden
Mein Sehnen und Verlangen