井戸尻遺跡の古代ハス

7月16日八ヶ岳南麓の長野県諏訪郡富士見町にある井戸尻遺跡(いどじりいせき)を訪れました。


この遺跡は縄文時代中期を中心とする集落遺跡で、遺跡周辺は井戸尻湧水群と呼ばれる水の湧き出る場所があちこちにあり、このあたりでは古代蓮をみることができる地として有名とのことです。


八月が花の最盛期だそうですが、現在、咲きはじめたところです。


この地で見られる古代ハスは、大賀ハス(オオガハス)と言われるハスで、1951年(昭和26年)、千葉県千葉市検見川にある東京大学検見川厚生農場の落合遺跡でハス博士といわれた故「大賀一郎」博士が、縄文時代に咲いていた古代ハスの種3粒を発見し、そのうちの一粒の開花に成功したものなのだそうです。


その後、蓮根や実により、国内外に約150箇所以上の地に植え込まれ、育てられ、太古の夢を語り継ぐ、今から2000年以上前の古代のロマンの花となっています。


長い眠りから覚めた力強いハスのパワーを全身にあびて何か元気になりました。



以下の写真はPanasonic コンデジ ルミックス ブラック DMC-FZ150-K (LEICA DC VARIO-ELMARIT広角25mmでF2.8、望遠側600mm相当でF5.2レンズ搭載)で手持ち撮影しました。


井戸尻遺跡

古代ハス(大賀ハス