渡良瀬遊水地のチュウヒ

渡良瀬遊水地の葭原上空を飛ぶチュウヒです。渡良瀬では、チュウヒは、シンボルバードだったのですが、近年は、渡来数が相当減少しているとのことです。それでも10羽前後のチュウヒがねぐら入りしているようです。2005年の食性の調査では、渡良瀬のチュウヒは、カモ類やカラス類、ドバトなどの大型の鳥類ヒヨドリなどの中形の鳥類ホオジロ,スズメなどの小形の鳥類,ハタネズミ、ジネズミなどの小形哺乳類などを食べていて(大形の鳥類で全体の38.6%,小形哺乳類31.9%)、必ずしも「ネズミ食いのタカ」とはいえないようです。写真のチュウヒは、お昼過ぎころ、葭原上空を飛び、反転して、遠ざかっていきました。環境省レッドリスト種(絶滅危惧ⅠB類)の鷹なので、大事に見守っていきたいものです。