春の訪れ、ひばりの囀り

3月も中旬なのに寒い日が続いています。それでも、確実に春は近付いています。冷たい空気を、ものともせず、ひばりが囀り始めました。
私のCD鑑賞も、今までよく聴いていた、シューベルトの歌曲集「冬の旅」から「聴け、聴け、ひばり」を聴くようになりました。ゲルハルト・ヒュッシュの古い録音のCDは、今の時期のヒバリにふさわしい渋い歌唱に聞こえます。もう少し春めいてくれば、青い空に、ひばりの声があたり一面、高らかに聞こえるようになるでしょう。その時は、ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団ハイドンの「弦楽四重奏曲 第67番 二長調(ひばり)」のCDを聴くことにしましょう。第一ヴァイオリン奏者のアントン・カンパーの、豊潤な第一主題の演奏が、楽しみです。