早春のベニマシコ

秋から冬にかけて見られる赤い鳥ベニマシコですが、今年の冬は、例年に比べて数が、極端に少なく、なかなか撮影できませんでした。今年も早春となって、冬鳥が帰還する頃なので、「もう今年は撮影できない。」と思っていましたが、幸運に恵まれて、綺麗な雄のベニマシコを撮ることができました。とても幸せな気分になりました。

「時雨(しぐれ)こし梢(こずえ)の色を思へとや枝にもきゐるてりましこかな」
                             (寂蓮 夫木和歌抄)
(注)雄の体色が猿のように赤いので赤い色をした雄を照猿子鳥(てりましこ)と言う。