渚のシロチドリ

シロチドリが波の狭間を舐めるように飛んでいます。スィーと水際に降り立ちました。とことことランダムに歩いて採食しては、また立ち止ります。チドリの歩き方は、気ままに予測のつかない歩き方で、千鳥足と呼ばれます。ランダム・ウォークとか酔歩(すいほ)ともいいます。この酔歩の研究が、予測の難しい金融工学の「オプション取引」などの基礎になっていることは、面白いことです。そんなことを考えていたら、千鳥はいつの間にか渚から姿を消していました。