草津温泉ー西の河原(さいのかわら)−

草津温泉の「湯畑」から15分くらい歩くと西の河原入り口に到着します。その間には多くのお店が並んでいて、観光客にお饅頭を勧めたりしています。お店をひやかしながらそぞろ歩いて、西の河原公園を散策してみました。
西の河原の「草津町 草津町教育委員会 案内板」によれば、「草津温泉街の西方にあるので「西の河原」と呼んでいます。昔は「鬼の泉水」といい、今も鬼の茶釜、鬼の相撲場などの名勝があります。河原の至るところから摂氏50度以上の温泉が湧き出し、その量は毎分1万5千リットルに及んでおり、湯の川となって流れています。公園内には町営の大露天風呂や自然資料館(ビジターセンター)のほかに、日本近代医学の恩人ベルツ、スクリバ両博士の胸像や歌人斉藤茂吉の歌碑などが建っています。四季の風光が素晴らしい温泉公園です。」とあります。西の河原(さいのかわら)は、「賽(さい)の河原」を意味しています。「賽の河原」とは、親より早く死んだ子供が行く所といわれる、冥途(めいど)の三途(さんず)の川の河原です。ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするのですが、絶えず鬼にくずされてしまいます。そこへ地蔵菩薩が現れて子供を救うと伝承されています。この公園のいたるところに石が積み上げいますし、お地蔵様も建立されています。