秋の日のアカゲラ

公園の林の中のあちこちでコツコツと音がします。キツツキです。良く見るとコゲラが小さなくちばしで、木の幹に小さな穴をあけています。その音とは別に、コツコツと音がします。アカゲラです。木の幹に縦にとまって、鋭いくちばしで幹をつついて、音で昆虫のありかを探しながら、ほじくり出しています。見事に虫をくわえました。食べ終わったら、上を見つめていましたが、別の幹に飛び去ってしまいました。

一般にキツツキと総称される鳥は、アカゲラのことです。山が、寒くなってきたので、里に降りてきたようです。秋も深まってきましたね。

「啄木鳥(きつつき)や落葉を急ぐ牧の木々」    水原秋桜子