八ヶ岳山麓の小道は、民家のある住宅地から、畑の間に点在する、枯れ草の茂みや、低木の茂みを通って、林の中に続いていました。その道を歩いていると、いたるところで、フィッ、フゥィッと、ベニマシコの鳴き声が聞こえます。朝日に輝く低木の茂みの風景の中に、ベニマシコが、見え隠れしています。雌か、若鳥か、少し控えめの赤い鳥です。ベニマシコも風景の一要素となって、とけこんでいます。
「紅猿子（べにましこ） むれつつ移る 木が低し
午後もかたむくこの北の沼」 （中西悟堂）
一枚目の写真が、八ヶ岳山麓で撮った写真で、後の２枚は、以前に撮ったベニマシコです。そのうちの最後の１枚は、珍しい白化した雌のベニマシコです。
以下の写真は、昨年撮ったベニマシコです。
