雑木林のキクイタダキ

キクイタダキは、頭の羽が、鮮かな黄色で、菊の花びら状(じょう)の冠(かんむり)をかぶっているようなので、この名があります。ヨーロッパのルクセンブルグの国鳥で、一般に、ヨーロッパで鳥の王といわれています。キクイタダキは、小さくても「黄金の王冠」をかぶっていて、凛(りん)とした姿なので、そのように呼ぶのでしょうね。

古来、ヨーロッパでは、ミソサザイが、鳥の王様と呼ばれていたのですが、どうも、説話が伝わっていく過程で、混同されたようです。でも、似ているのは、最少の鳥の部分だけで、あまり似ていないような気がします。

今日も、とても忙しげにあちこちを飛びまわっていました。日本では、冬、平地ににやってきて、針葉樹林で餌を探し、枝から枝に飛び交(か)います。