ゴイサギ飛翔

ゴイサギが川面を涼しげに飛んでいきます。ゴイサギは、夜行性の鳥として知られていますが、昼間でも時々みかけます。ゴイサギの成鳥は、なかなか品のある綺麗な鳥です。

平家物語醍醐天皇より五位の位を授けられた故事が書かれています。

醍醐天皇は、「宣旨にしたがってまいったのは、神妙である。やがて五位になせ。」と言われ、「今日からは、鷺のなかの王であれ。」という札を頚(くび)にかけてやって放された。とのことです。

注:五位の位は、律令制の官位で、正五位従五位とにわかれています。従五位以上は、貴族として扱われ、許されれば、昇殿が許される殿上人(てんじょうびと)になることも可能です。ちなみに、徳川家康が今川家から独立した時に叙爵した位が、従五位下三河守(じゅごいげ・みかわのかみ)です。ゴイサギは、正五位なので、この時の家康より上位になりますね。

ゴイサギの飛ぶ姿もなかなかいいものですね。なにせ、「サギの王様」ですもの。