蝶の戯れ

夏至に近い川端の土手で、蝶がひらひら舞っていました。1つが、2つ、3つと蝶が重なり、路傍の草花と溶け合って、夢遊病者が見るような、幻想的風景が展開されてゆきます。
はっと我に返ると、現(うつつ)の世界の川端の景色が目に入りました。夢のような幸福な時間が通り過ぎてゆきました。