春を待つホオジロ

冬になると、アチコチで葉を落とした木のてっぺんに、とまっているホオジロをよくみかけます。その枝をよく見ると、まだ固い若い芽が、春に備えてひっそりと顔を出しています。
そんな時「早春賦」の歌を思い出します。

   ♪「春は名のみの 風の寒さや〜」

とまっているホオジロの顔をみると、冬の寒さに耐えて春を待っているように見えてきます。







        「早春賦」

             吉丸一昌作詞 中田章作曲



春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず


氷融け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空


春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か