早春のモズ

最近、冬の寒さが遠のいて、暖かい日が続いています。手賀沼遊歩道を歩いているだけで冬のダウンジャケットが脱ぎたくなるような3月上旬〜中旬の暖かさです。

遊歩道の鳥たちも厳しい寒さから抜け出してほっとしているようです。

枯れ枝にモズがとまって、いろんな鳥の鳴き声で歌っています。スズメ、シジュウカラヒヨドリなどの鳴き声の真似ようです。モズは、漢字で百舌鳥と書くのですから他の鳥の鳴き真似は、得意ですもの。なかなか上手(じょうず)です。

いろいろ鳴いていましたが、飽きたのか飛んで行ってしまいました。



「春されば 百舌鳥(もず)の草ぐき 見えずとも
   吾は見やらむ 君が辺(あたり)をば」 (万葉集 よみびとしらず)


(注)「百舌鳥(もず)の草ぐき」とは、モズが草の茂みに隠れることを言います。   本当は、もずは、春になると山に戻って人目に触れにくくなるのですが、古人は、このように考えたのでしょうね。