古びた木の杭にとまる赤とんぼ

湧き水(わきみず)の流れる草叢(くさむら)の古びた木の杭(くい)に、淡い秋の日差しを背に受けて、「赤とんぼ」がとまっています。

この赤とんぼは、ヒメアカネのようです。

秋の爽やかな風が通り過ぎていきます。

赤とんぼは何を考えてとまっているのでしょうか?

ゆったりと時間が過ぎてゆきます!

次の漢詩[偶成]がふと頭に浮かんできえました。



少年易老学難成 (少年(しょうねん)老い易(やす)く学(がく)成り難(なりがた)し)
一寸光陰不可軽 (一寸(いっすん)の光陰(こういん)軽んずべからず)
未覚池塘春草夢 (未だ(いまだ)覚(さ)めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢)
階前梧葉已秋声 (階前(かいぜん)の梧葉(ごよう)已’すで)に秋声(しゅうせい))