荒れ地のセッカ

晴れているのにぱらぱらと雨が降りました。通り道が、うっすらと濡れています。

あたりは、晩秋なのに、少し靄(もや)っています。

その時、放置されている背丈ほどある草むらで「ヒヒヒヒ」とセッカの鳴き声が聞こえてきました。

よく見てみると3羽か4羽のセッカが草むらの下の方で見え隠れしています。

そのうちの一羽が草むらからふわっと出てきて枯草にとまってきょろきょろしています。

でも、すぐに「ヒヒヒ」と鳴きながら、ふわっと弧を描くように飛んで草むらに隠れてしまいました。

思わぬところでセッカに会えました。

セッカは、どこにでもいる野鳥ですが、スズメより少し小さく(全長13cm)機敏に動き回るので、意外に撮影しにくい小鳥です。

セッカを撮影する予定ではなかったのですが、何か得した気分になりました。