木の実を啄ばむアトリ

アトリは、スズメより一回り大きな(全長16cm)野鳥で、秋になると冬鳥として大陸から大群で飛来します。その後分散して各地に散らばるとのことです。

秋には林で木の実を食べていますが、冬になると地上に降りて草の種を食べることが多いようです。

八ヶ岳山麓の夕暮れ時、まだ、実がいっぱいついている大きな木の枝にアトリが来ていました。

雀色時(すずめいろどき)の逆光に照らされて黒ずんだ枝を移動しながらアトリは夢中になって実を食べています。

この木の実は、いっぱいついているため、動き回ると、その大きな実に隠れて、姿が見えなくなってしまいます。

それでも、たまに実があまりついていないところに出てきます。

でもすぐに実の多い方に移動してしまいます。

アトリは同じ動作を何度も繰り返しています。

アトリは、エサの少ない冬にそなえて、懸命に食べているのでしょうね。