迷鳥コスズガモ

ちょっと前のことですが、1月13日に都市公園の池に「コスズガモが来ている」ということを聞いたので撮影に行ってきました。

Wikipediaによれば、「コスズガモは、日本では迷鳥として冬季、北海道、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県などで記録されている珍しい鴨のようです。

体長約42cm。スズガモに似ているが一回り小さく雄成鳥は頭部から胸、腰から尾、下尾筒が黒く、背中は白いとのことで、雌は全体に黒褐色だそうです。

嘴は青灰色で先端部がわずかに黒く頭が眼より後方で最も盛り上がっており、頭頂から後頭にかけて軽く段があるように見える」

とのことです。

この池には普通のスズガモは、いっぱいいるので、1羽のコスズガモらしき鴨を見つけるのに少し苦労しました。

実際それらしき個体を見つけて、撮影はしていますが、所持していた文一総合出版の叶内拓哉著「カモ ハンドブック」の図鑑には写真が1枚だけしか掲載されていないので、目前のカモと同一かどうかはっきりしません。

帰宅してから古い本の高野伸二著日本野鳥の会「野鳥識別ハンドブック」を見てみましたが、コスズガモの項目すらありません。

でも文一総合出版の「日本の鳥550水辺の鳥」(旧版)には写真3枚ありこれが一番参考になりました。多分、コスズガモでいいように思いましたが、まだ、不安です。

そこで、撮影した写真を専門家に検討していただきました。

その結果も「コスズガモ」との鑑定結果だったので、安心して、掲載させていただきます。

その専門家の「横向きの写真の鑑定結果」をそのまま掲載します。

「横向きの顔の見える写真を見ると、後頭部がちょっと出っ張っていてスズガモというよりコスズガモの形に見えます。

また、背の縞模様も太く、これもコスズガモの特徴にあっています。同様に、脇の横縞も鮮明なのもコスズガモの特徴に近いと思います。

嘴爪の部分だけ黒いのもコスズガモの特徴ですし、コスズガモの特徴がそろっていると思います。

あとは、羽ばたいた時の翼が見えて、次列風切の白色に対して、初列風切がくすんだ色をしているのが確認できれば、より確実にコスズガモと言えると思います。」

羽ばたいた写真もこの特徴があるので納得してコスズガモとして、今回、掲載しました。