雪の嵯峨塩深沢林道のオオマシコ(その1)

国道20号線から嵯峨塩鉱泉を通り大菩薩峠の登山口に至る道路の中間地点に嵯峨塩・深沢林道の入り口があります。

その入口から 源次郎岳登山口に至る道路は、オオマシコなどの探鳥地として有名です。

2月19日朝、嵯峨塩深沢林道入り口付近は、20センチくらいの新雪に覆われていました。

その新雪を踏みしめながら、ゆっくり用心深く嵯峨塩・深沢林道を登って行きました。

いつもなら、この道路上にたくさんのカメラマンがいるのですが、この日は一人もいません。

今日は、「オオマシコは出てくれるのか?」との不安が頭をよぎります。

かなり登って来ましたが、いつもなら道端に何回も見れるはずのオオマシコが姿を見せません。

オオマシコのよく来るポイントで2時間ほど待ちましたが、遠くの木立にオオマシコらしい鳥がかすかに見えた程度で、全く現れそうにありません。

「今日は、もうだめか?」と諦め始めていた時、オオマシコが1羽だけ現れました。

待ちに待った赤い綺麗な「オオマシコのオスの成鳥」です。

ようやく近くの木の枝にとまってくれました。

1羽だけですが、「嬉しい嬉しい一瞬」でした。

オオマシコは、枝にとまってあたりを警戒しているようでしたが、突然、こちらに飛んできて近くの枝にとまりました。

そこで一息ついてさらに下降して雪の地面に降りてゆきました。

(次回掲載予定の、「雪の嵯峨塩深沢林道のオオマシコ(その2)」に続く!)