コビシの花とヒメコブシ


「花籠(はなかご)に 皆蕾(みなつぼみ)なる 辛夷(こぶし)かな」 (正岡子規


あちこちてコブシの花が咲いています。

コブシは、九州、本州、北海道および済州島に分布しているようです。「コブシ」がそのまま英名・学名になっていて、 日本では「辛夷」という漢字を当てて「コブシ」と読みますが、中国ではこの言葉は木蓮を指すとのことです。


ヒメコブシは、日本の固有種であり、本州中部の山地に自生する落葉小木。花は白色から淡紅紫色で、細い花弁がたくさんつきます。コブシやタムシバと同様、漢方で蕾を鼻炎などに用います。第三紀鮮新世のころにできた東海湖の沿岸地帯と、ヒメコブシ(シデコブシ)の分布域がほぼ−致しているそうです。

掲載写真のヒメコブシは、お寺の境内の庭木なので自生個体ではありませんが、自生個体群は準絶滅危惧に指定されているそうです。


コブシの花

最初の一枚の写真は、オリンパス ミラーレス一眼 OM−E E−M1(パワーバッテリー・ホルダー HLD−7付).ズーム・レンズ ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II で手持ち撮影しました。

以下の写真は、キヤノン EOS 7D Mark IIにキヤノン EF70-200mm F4L IS USMに1.4倍のテレコンを装着して手持ち撮影しました。



ヒメコブシの花
以下の写真は、オリンパス ミラーレス一眼 OM−E E−M1(パワーバッテリー・ホルダー HLD−7付).ズーム・レンズ ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II で手持ち撮影しました。