桜の枝で鳴き、羽を広げて飛びたつツツドリ

ツツドリが、手賀沼湖畔(てがぬまこはん)の桜の木で休んでいました。

この桜の大木はツツドリの休憩場所であり、餌場(えさば)でもあるようです。

ツツドリは、何かを感じて一声(ひとこえ)鳴いて、飛び去っていきました。

飛び去るツツドリは、羽を広げ、とても大きく見えます。

ツツドリの透(す)けて見える羽も、また、素敵(すてき)ですね!

手賀沼湖畔は、夏も急ぎ足に過ぎ去って、もう秋の気配(けはい)が漂(ただよ)い始めました。

ツツドリもこの地で、1週間程度、過ごしているようですが、そろそろ帰り支度(かえりじたく)をしているのかもしれません。


「山うらの 一つところより 聞こえくる
       筒鳥(つつどり)のこゑは 呼ばふに似たり」  
                    (島木赤彦)