寒風の中の湖上を動き回るミコアイサのエクリプス

強風が吹き荒れる湖上にミコアイサのエクリプスが浮かんでいました。

エクリプスというのは、繁殖期を終えたあとのカモ類の雄で一時的に見られる、雌に似た地味な羽色、またその羽色の状態です。

もう繁殖期なので、このメスに似たミコアイサは、もうすぐ白黒の綺麗なオスに変身することでしょう。

浮かんでいるミコアイサはよく潜水します。ミコアイサは水中で魚を追いかける鴨なのです。

もぐったミコアイサとは別のミコアイサが飛んできて着水しました。

このミコアイサもエクリプスのようです。

このミコアイサも水に漂っていましたが、突然、立ち上がり羽ばたきました。

羽ばたき終わると、潜水したのち浮上していましたが、潜水場所を変えるために少しだけ飛び着水しました。

ミコアイサのエクリプスは、寒さに負けないで元気いっぱい動き回っていました。



「 あしひきの 山田の田居に鳴く鴨の
     声聞くときぞ 冬は来にけり 」   (良寛)