飛び立つヨシガモ

今にも雨が降りそうな暗い曇天の下、先ほどまで寝ていたヨシガモがひょいと顔を上げました。

やっと顔をあげたと思っていたら突然水を蹴立てて飛び立ちました。

昼間はほとんど寝ているヨシガモなので、まさか飛び立つとは思ってもいませんでした。

太陽光の恵みがないため美しいヨシガモのオスの緑色が冴えませんがやむを得ません。

でも、ナポレオン帽のヨシガモの飛翔の撮影機会はいままで経験していなかったのでこれでも満足です。



「葦鴨の 騒ぐ入江の 白浪の 知らずや人を かく恋ひむとは」 (古今和歌集


意訳:葦鴨の鳴き騒ぐ入江の白浪が、知らせるか、人をこのように恋しがっているとは
歌意 あなたをこのように恋いこがれていることがわからないのだろうか









参考:同じ池で今月撮影した晴れの日のヨシガモ