噂の珍鳥キバラガラ

1月24日、たまたま、銚子漁港方面に探鳥に行く機会ができたので、昨年11月ころから話題になっている噂のキバラガラにひょっとして出会えるかもしれないと海岸沿いの雑木林に行ってみました。

何度行っても撮ることができないカメラマンもいると聞いていたので、そう簡単に出会えないだろうと思っていました。

それでも近くにいたカメラマンが、シジュウカラキクイタダキなどの混群の中にキバラガラを見つけてくれたので、何とか撮影することができました。

しかし、それらの混群は、松の葉っぱの陰に隠れたり、松ぼっくりの近くの枝の周りを動き回るので、キバラガラをうまく撮影することはできませんでした。

キバラガラは、中国固有のスズメ目シジュウカラ科の野鳥のようで、シジュウカラのお腹の黒いネクタイ模様はなく、黄色い腹が特徴の全長10センチほどの小鳥で、ちょっとヒガラに似ています。

日本には迷鳥として福岡県や石川県沖の舳倉(へぐら)島で確認され、大阪府などでも観察されたそうですが、関東地方では最近、始めて観られるようになったようです。

まあ、珍しい鳥なので撮影できただけでも儲けものかもしれません。



「むずかしや どれが四十雀(しじゅうから) 五十雀(ごじゅうから)」 (小林一茶)