ヒメジオンにとまるアオスジアゲハ

最近、白いキク科のヒメジオン(ヒメジョオン(姫女苑))をあちらこちらで見かけます。

日本に古来から咲いている花の様に見えますが外来種だそうで、北アメリカ原産とのことです。

明治時代に入ってきて、鉄道と共に日本全国に広まりテツドウソウ(鉄道草)、テツドウバナ(鉄道花)とも呼ばれたようです。

そのヒメジオンにアオスジアゲハが飛んできてとまりました。

アオスジアゲハは、もともと南方系のアゲハチョウの仲間の蝶でクスノキを好むため都市部でもよく見かけます。

名前の通り、羽の中心部分に青い筋のある非常に美しい蝶で、手賀沼遊歩道でも時々見かけます。

このアオスジアゲハも手賀沼周辺の路傍に生えているヒメジオンの花にとまったのですが、アオスジがよく目だつので、つい撮影してしまいました。

この涼しそうな青い色を見ると夏らしさを感じてしまいます。


「ませにさく 花にむつれて飛ぶ蝶の 
         羨しきも はかなかりけり」  (西行山家集」)


意訳:籬(まがき=柴や竹などで目を粗く編(あ)んだ垣根)に咲いている花に、戯(たわむ)れるように蝶が飛んでいます。
羨(うらや)ましいと思ったりもしましたが、同時に。夢のように はかないものだと感じてしまいました。