チョット晴れたかと思えば、また、雨模様の不安定な天気が続いています。
9月28日は、ジメジメした蒸し暑い不快指数の高い日になりました。
手賀沼公園の沼に面したベンチで「まどろんで」いますと「チッ」という鳴き声が聞こえました。
カワセミの鳴き声です。
カワセミの「ご挨拶」を受けたので、あたりを探してみると目の前の手賀沼の木の杭にカワセミの若いオスがとまっています。
水面を注視して魚を狙っているのですが、思うようには行かないようです。
杭の上で長い時間頑張っていましたが激しく鳴きだしました。
とてもイライラしているようです。
こんな天気なのでカワセミも苛立(いらだ)っているのでしょうか?
カワセミは、気を取り直して再度、魚を狙います。
魚を見つけたのか?やっとカワセミは飛び込みました。
すぐに隣の鉄製の杭にとまりましたが魚を咥(くわ)えていません。
逃がしてしまったようです。
諦(あきら)めきれないカワセミは、またその杭の上から魚を狙います。
今度はすぐに飛び込みました。
優雅に羽を広げてコバルトブルーの軌跡を描きながらダイブしています。
その後のカワセミは水に飛び込みあっという間に遠くに飛んでいってしまったので成果があつたか分りませんでした。
少し時間が経ってからカワセミは、再度、最初にとまった木の杭にやって来ました。
また、下を見ています。
「よろこびか のぞみかわれに ふと来る
翡翠(かわせみ)の羽の かろきはばたき」
(片山廣子)