ムクノキの実を食べるドバト

手賀沼遊歩道のムクノキの実が熟して黒っぽくなっています。

熟した実は、食べてみると干し柿の味に似ていて、人が食べてもおいしいそうです。実がとてもおいしいので、鳥たちにも大人気で、木全体が熟すと、いろいろな鳥たちが訪れて、すぐに食べつくされてしまうそうです。

この近くにドバトの一群がいるので、彼らに採食されて、他の鳥にまわらないとの危惧(きぐ)があったのですが、なんと、今朝、手賀沼遊歩道にも3羽のドバトがやってきて、しっかり食べていました。

こんな調子では、このドバトたちが大挙してやってきて、すぐに食べつくされてしまいそうです。

さて、ドバトというのは、一度、家禽化されたカワラバトが再び半野生化したもので、ドバトという種は、分類上、存在しないそうです。でも、いまや、世界中にいて、一般的にハトといえば、このドバトなのです。日本には、もともと、いなかったのですが、奈良時代には、すでにお寺などに定着して、堂(どう)バトと呼ばれ、それが短縮されて、ドバトになったそうです。


毎年、手賀沼遊歩道に来ている、コイカルも「ムクノキの実」を当てにしているので、食べつくされてしまうかと心配してしまいますが・・・。