晩秋のカラスウリ

我孫子市谷津ミュージアムを歩いていたら、カラスウリを見つけました。カラスウリは、晩秋の夕陽をあびて、とても輝いていました。

子供のころ、よく見かけたカラスウリも、近頃ではあまり見かけなくなりましたね。

吊るし柿のように見える鈴なりのカラスウリは、あまり見かけたことはないのですが見事なものです。

私は、見たことがないのですが、カラスウリの花は、夜に妖しく白いレース状の美しい花を咲かせるようです。一度見てみたいものです。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に「烏瓜(からすうり)の燈火(あかり)」のお話もありますが、お話に出てくるカラスウリは、赤いカラスウリではないようです。西洋のハロウィンのような感じのものかと思っていたのですが・・・。

でも、何故かカラスウリは、「晩秋の憂い」を感じさせてくれる植物ですねぇ〜。



「余念(よねん)なく ぶらさがるなり 烏瓜」 (夏目 漱石