断崖のイソヒヨドリ

外房の断崖にイソヒヨドリのメスがとまっていました。イソヒヨドリのオスは、青とレンガ色の鮮やかな羽なのですが、メスは黒っぽい地味な色です。

イソヒヨドリは、アジアの温帯から中近東、地中海沿岸などの岩山などでに分布するそうで、その棲み家は、本来は、「海の近くで暮らす鳥」ではないそうです。そのため、学名は、ラテン語、Montiloca solitariusで、その意味は、「一人で暮らす山の住人」となっているとのことです。

日本だけは、磯で暮らす鳥として知られていますが、その理由は分かっていないそうです。

日本では、海岸や川岸や崖などでよく見かけますが、都市部でも見かけることがあります。また、ヒヨドリという名前ですが、ヒヨドリ科でなくツグミ科の鳥です。

断崖の上部の岩にとまっていましたが、何かをみつけたのか飛び出して、崖のなかほどに移動しました、

イソヒヨドリは、主に昆虫類やフナムシなどの甲殻類、トカゲなどを好むようですが、
エサの少ない冬場には、果実も食べるそうです。

何もないような崖でも何か食べ物はあるのですねぇ〜。