ヨシの茎を両足を使って踏ん張るオオセッカ

利根川下流域の河川敷のヨシ原では、多くの野鳥が囀っています。

ウグイス、オオセッカ、コジュリン、コヨシキリ、オオヨシキリ、セッカなどです。


セッカやオオセッカは、漢字で雪加や大雪加と書きます。冬の鳥のような名前ですね。

でもその名前は、冬とは関係なく、セッカは、「チガヤ」の白い穂を巣に敷くことから、その白い穂を雪に見立て、その「雪を巣に加える」ことから命名されたとのことです。セッカの大きさは、全長12センチくらいで、オオセッカは13センチです。


利根川上流から下流にそよ風が吹き抜けていきます。

ヨシ原のヨシが風になびいて揺れても、セッカやオオセッカは足を踏ん張って位置を保ちます。

セッカやオオセッカの得意技です。

とても愛嬌のある可愛いセッカやオオセッカを見ると和やかな気分になりますね!



「雪加(せっか)鳴き 端居(はしい)にとほき 波きこゆ」   (水原秋櫻子)


オオセッカ



参考写真ー以前同じ場所で撮影したセッカ